ポケコン DPC-100 ver.1.0.0 リリース

わたなべさんacimorph9さんがDS-10&M01をプレイする今晩のMeating!!! Vol4には行っておきたい私が螢屋です。DETUNEよりiOS用ポケコンアプリ “DPC-100” の最初のバージョン(ver.1.0.0)がリリースされました[iOS AppStore]。

現状やざっとみて気がついたことなど挙げておきますと、

  • 幾つかの機能がApple審査待ちで未実装(特に音周り)
  • 新発売記念価格500円(2012/1/27まで)
  • iPhone/iPod touchだとキーが小さいのでiPadおすすめ
  • 在来のシャープ系やカシオ系のシミュレーション/エミュレーションでは無く、独自仕様(端末仕様/言語仕様とも)
  • 関数電卓的な機能も持たない(sin/cos等の関数そのものはあるので自分でプログラム組むのが前提)

変数の使用に先立って宣言が必要だったりとか、かつてポケコン実機の経験がある人は却って戸惑うかも。仕様そのものはシンプルなので、ポケコンに限らず多数の処理系を渡り歩いてきたエンジニアなら、実機経験者でもざっとリファレンスマニュアル見とけばどってこたあ無いでしょう。

ところでリリースから暫く去年のDPC-100スクープ記事へアクセスが多いというか当初DPC-100でググるウチのDPC-100タグがトップに出ててかなりアレな感じでした。まあ一日ほどであっさり下がりましたけど。

あとDETUNE名物リアルイベントもこのDPC-100で開催予定らしいですが、できればオーディオモデムも実装してもらって、PAから流れる大音響でプログラムのセーブ・ロード(懐かしのパソコン・サンデー方式)というか配布というかをして欲しいというかその絵ヅラが見たいです。どですか佐野さん!

プレッシャーやらCVやら対応のQuNexus

私が螢屋です。ちょっと熱出して作業遅れましたがM01アルバム準備中です。

年明け松明け頃恒例のNAMMショーを前に様々なフォトショ画像が飛び交っておりますが、それとは全然別のネタ、気になってるのがICONさんの記事にあったQuNexusです。

QuNexus

ぱっと見て「またnanoKEYモドキか…まあ鍵盤部も光るようになってるだけマシ?」と思ってたんですが、これがプレッシャー検知有りでMIDI(ノーマルではUSB/オプションボックスで従来型MIDI)に出せるばかりか、CV/GATE相互変換付きでモジュラー式シンセのノートやフィルターを制御したり、逆にLFOやアナログシーケンサの出力をPCで受けたり出来る模様。ビデオが幾つか公開されているので見てみてください。

…てかまたアンタが噛んでるのか、ルーデス

元ネタのICONで書かれていたKickstarterでの出資云々の受付フェーズは既に終了していますが、公式サイトではすでに予約(Pre-order)の案内が出ていてこちらは$149の模様。単にCVコンバータとみてもそんな高くない気がします。

チップチューンを自分でナニできる! リズミックス レトロビッツ 出たよー

C83予告動画を作ってたら見事に日が暮れた(いや雨降ってて夕陽は無しでしたけど)私が螢屋です。ニンテンドーDSi用の作編曲ソフト「リズミックス」の新バージョン、「リズミックス レトロビッツ」が発売されています。

rytmix retrobits

今回のバージョンでは音源がチップチューン系のもの、日本だと8bitだのファミコンサウンドだのと呼称されるものになってます。なのでレトロ “bits” という名前。プリセットのデモ聞いた限りだとディレイ掛かったパートもありますが、これ音色に最初から掛かってるんですかね。ミキサーやFXが紹介されてる操作系に見当たらないし。

というくらいで、実はまだ触ってないんですけどね、両バージョンとも。大晦日の準備でそれ程余裕ないというのにちょっとここんとこiPolysixにiMPCと立て続いたので、今んとこ後回しになっちゃってます。ソフトの価格は800円と、価格帯もiPad向けシンセ・音楽制作ソフトと同程度なので、興味のある方は是非。

KORG iPolysixの登場とKORG iOSアプリ年末セール

そもそも同時期に似たテイストの外観で KORG Mono/Poly てのが在ってだな…といった話はさておいて私が螢屋です。記事起こすのがすっかり遅くなりましたが先週、iPad用アプリ “KORG iPolysix” が登場しました。現在、発売記念価格で税込1,300円。

iPolysix

元となったPolysixは、アナログシンセ6ボイス分をデジタル制御する、当時最先端の楽器でした。歌謡曲(当時J-POPという言葉は無かった)なんかにも使われていた気がします。で今回のiPolysixはどうかというと、これまでの一連のKORG iOSアプリの出来の良さからも想像できるでしょう。サウンドのキャラクターは当然元のPolysixに基づいているのでこれまでと違うのもまた当然、この辺はデモを聞いてもらうなり実際にアプリに触れるなりしてみてください。根本的な思想/仕様は受け継がれていて、例えばWISTやsoundcloudなんかにも対応していますし、エフェクタ付き、シーケンサはパターンを組んでソングに並べる方式。一方でユーザインタフェースが整理、変更されていて、パターンシーケンスはiMS-20での「ツマミで音程(音階)を表す」方式から、「ボタンがマトリックス状に並んでいるけど事実上ピアノロール」方式になっています(これが一番ありがたい変更だったわー)。

早速一曲作ってみました。iPolysix内からはsoundcloud経由のREMIXボタンでソングデータ取得できるように許可してありますんで、どういう作り方してるのか興味ある方はそちらもどうぞ。


公式のデモソング
にはヨナオケイシ氏、iNALOG(DS-10 Dominator)氏、koishistyle氏も参加されてますので、未聴の方はぜひ。

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それとKORGはiOSアプリ群を50%オフセールしてます。年末、2012年12月31日まで。iPad持ってない場合でも、iKaossilatorなんかはiPhone/iPod touchで動く(あんま古いモデルはダメです)ので、試してみるのもいいんじゃないかと。

EMX専用の新パターンデータがリリース


electribe MXの新しいパターンデータが公開されました。

 パターンデータとは、electribe MXで作成した曲やパターンをSDカード(スマートメディア)に記録したもの。「セーブデータ」と言うと通りが良いのかもしれませんね。このパターンデータはイギリスのプロデューサーShrikeが作成したトラックで、ダブステップ、ドラムン・ベース、ブレイクス、エレクトロ・ハウス等の最近のジャンルをカバーしたもの。

 デモを聴くと「おお」と思わず声が出ます。Multiple Modeling Technologyを謡い、音のエディットの幅が広いEMXだけあって、最近のジャンルにもきっちり対応してきていますね。(ドラム隊の音色の幅が狭いのがネックではありますが)

 最近、マイナーチェンジがあったとは言え、発売から8年がたった機材へのパターン追加は、KORGがまだELECTRIBEを気にかけていると言うことでしょうか。新機種、信じていいのでしょうか。