ぽらぽらさんのパンダでもわかるシリーズ(エレクトライブほか)

ちょっとずつM3の後始末中の螢屋です。なんとなくご紹介シリーズが続いていますが、今回はぽらぽらさんです。

「パンダ デ テクノ」を標榜するユニット「posimo」のぽらぽらさんは、先日のM3-2013春でも新譜「SWEET GIRL」をdropされてるわけですが。↓コレね。

我々ELECTRIBE Lifeとしては、彼女の活動の中でも地道に継続されている「パンダでもわかるエレクトライブ」はじめ、パンダでもわかるシリーズを推さざるを得ません。

パンダでもわかるエレクトライブ

「パンダでもわかるエレクトライブ」は、KORG ELECTRIBE MXことEMX-1を、項目毎に一頁づつ割いて写真とご自身のイラストで分かりやすく構成された入門記事。特にイラストは、機材の構成要素を擬人的にパンダのキャラクターへ割り当て、その動きで機材の機能や操作を解説しているのが特徴的。いやまあこれ以上文章で言っててもしょうがないので見てください。

EMX-1の他にもKORGブランドの楽器が幾つか対象になっていて、更新は不定期っぽいですが、既にかなりの記事数になっています。本稿執筆時点で以下のパンダでもわかるシリーズが展開されています。

入門記事といいつつ、ひとの目線で改めて見ると新たな発見とか(えーそれ知らんかったとか)もよくある話ですし、こういう機材使ってるとひとにアレコレ質問されたり(そして分かってるはずでも上手く答えられなかったり)なんてこともあります(主に筆者が)。一度どんなもんか見てみることをオススメしておきます。

ガジェット楽器系ネットレーベル “Gadgetron Sounds”

めーでーめーでー!私が螢屋です。

ガジェット楽器系ネットレーベル “Gadgetron Sounds(ガジェットロン・サウンズ)” が本日5/1(水)より始動しています。当(まさ)にメーデー。

gadgetron-sounds

サイト開設記念(?)で、まずはレーベルの中の人でもあるacimorph9さんとodradek7743さんの音源がラインナップされています。

上記リンク先サイトのinfoからも読み取れますが、名前の通りガジェット楽器であることともう一つ、ネット上での既発タイトルを蒐集する “hub” であることに、意義を見いだしての活動である模様。ELECTRIBE Life読者諸氏も要注目です。

monotribeにUSB-MIDIを内蔵させてみた

そういやもしかしたら世界初かもしれないmonotribeにUSB-MIDIを内蔵させた私が螢屋です。過日Dee-Cie Freaks Vol.3でデビューしたmonotribe with USBですが、ちゃんとした解説を書こうとすると結構時間掛かるのでざっとまとめときます。この手の工作に慣れた人なら「これで改造できるぜ!」という程度の情報量はあると思います。

■ 概略

  • monotribeにUSB-MIDIを内蔵。これまでよく見られたMIDI改造では5Pin-DINの(本来の)MIDIコネクタを付けるというものだったが、本件ではUSBのmini-Bコネクタとした。
  • USB-MIDIクラスドライバで動作し、Mac(とたぶんWindows)ではドライバインストール不要、iPadではカメラコネクションキット直結(セルフパワードハブ無し)で動作。
  • 開発作業を低減。USB-シリアル変換のハードウェアには市販のATMega 32u4ボードをそのまま使用。同ソフトウェアにはMoco for LUFAをインストール、自前でのソフトウェア開発をゼロに。
  • 工作作業量を低減。USB mini-Bコネクタは筐体のプラスチック製の底蓋に取り付け、これまでのMIDI改造で最大の難関であったMIDIコネクタの取り付けに伴う肉厚アルミケースの穴あけを不要に。

■ mini-B USBコネクタ
元からある端子類の下、プラスチックの裏蓋部分に穴を開けてそこにUSBの端子を出した。

monotribe with USB: mini-B USB connector bottom of monotribe

■ USB-MIDI変換
□ ATMega 32u4 ボード:
Strawberry Linux 「ダ・ヴィンチ32U
Arduinoブートローダ版ではない通常版。USBから相互変換されたMIDIイベントはPD2がRX、PD3がTXに、5VのTTLシリアルでやり取りされる。DFUでファームウェアを書き込むため。ISP経由で書ける環境があるならDFUでなくてもよい。更に言えば、Moco for LUFAが動けばいいので他の32u4ボードでもよい。
□ ロジックレベルコンバータ:
Sparkfun「ロジックレベルコンバータ
写真の基板の小さいほうが5Vロジック-3.3Vロジックの相互変換ボード。32u4側がUSB電源で5V動作、monotribeコントローラ側は3.3V動作なのでこれを間に入れる。回路は簡単なので自分で組んでもいいが、それほど高くなかったので作業量を減らすべく採用。

monotribe with USB: ATMega 32u4 and Voltage Converter

■ 取り付け
ざっくり現物合わせでかなり適当。穴あけはダ・ヴィンチ32UのUSBコネクタの出る部分のみ。固定は今のところスポンジと両面テープ。固定が甘いとUSBケーブル接続時にボードごと奥へ入ってしまうので注意。

monotribe with USB: inside of bottom case

■ おまけ: ミキシング機能付きヘッドホンアンプ
入れ替わりの多いクラブ系の現場でサブミキサーが場所取って困るので作成。あとDSのヘッドホン出力が(おそらく子ども向け聴力保護が理由で)低めでゲイン不足になるのでそれを少しは補う意図も(まだ現場では試してない)。

monotribe with USB: appendix - micro mixer for monotribe and battery operated instruments.

■ 謝辞
この改造は、Moco for LUFAの存在を知って思い立ち、また実現可能となったものです。morecat labのYoshitaka Kuwata氏に感謝いたします。

DS-10及びM01による「東方任天音」スタジオネネムよりリリース

はい、私が螢屋です。electribe.jp日程表で先に出しましたが、改めて再度書きます。

東方任天音

コンピレーションCD 東方任天音がこの日曜、9/11に東方Projectファンの同人誌即売会「例大祭SP2」にて頒布開始されます。

内容の詳細はリリース元たるスタジオネネムの告知をみていただくとして、ここでは企画主でもあるまっきーさんの紹介文を引用しときます。

今回はスタジオネネム初の合同企画!
総勢16名のアレンジャーがニンテンドーDSのソフト(KORG DS-10、KORG M01、バンブラDX)を使ってアレンジしました。
どれも個性的で良作ぞろいなので、是非聴いてみてください!

■概要
タイトル:東方任天音
フォーマット:コピーCD
イベント価格:500円
初頒布:例大祭SP2 な-08a スタジオネネム

試聴用にまとめられたもの:
例大祭SP2新譜 『東方任天音』 XFD-スタジオネネム by makittore

追ってあきばお〜こくでも発売(本稿執筆時点で予約受付中)。

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M01ついでにもう一つ。

KAORU.W>また明日、稲田堤で。

というかもう今日ですが「からおけ☆すなっくM01」本日9/10(土)開催。詳細はいっこ遡って「からおけ☆すなっくM01」いよいよ開催を参照。

[録画あり] “techno-wing510” にてMIDI化monotribeお目見えか

beatnic.jpにて “techno-wing510” なるustreamショウが立ち上がってますが、そこで明日8/21(日)に放送がある模様。で問題はそのアナウンス。

mmtakeda55: 明日のtechno-wing510 1部はアープオデッセイを鳴らす。2部ではMonotribeのMIDI化報告他、本邦初公開のMonotribeのシンクマシンを紹介予定です。番組の詳細はこちら。http://t.co/cAX1H8t #TW510

というわけで第二部はmonotribe山盛り、MIDI化は先日の基板上のUART端子から引き出したもの、シンクマシンはmonotirbe登場直後からtakedaさんが仕込んでいたネタ、だと思われます。



2011/08/21 (Sun) 20:00 – 21:00
モノ作りの現場、大田区の町工場から
USTで送る、シンセサイザーで遊ぶ
ライブ・ショウ、”techno-wing510″

USTにて放送

[追記] なんか最初マイク入ってなくて観ててあせりましたがちゃんと始まってよかった。録画が残ってますので未見の方、よろしければ→ http://www.ustream.tv/user/night-pager/videos