KORGとノリタケが開発した現代の真空管Nutubeは、真空管自体や採用試作品はこれまで何度か表に出てきているものの、長いこと製品としての販売に辿り着けていませんでした。それがようやく先週のMaker Fair Tokyo 2016でNutube単体(Nutube 6P1)とNutube搭載ヘッドホンアンプ組立キットが数量限定で先行販売されたばかり。ところが一週間経ったばかりの日曜日、コミックマーケット90で早くも出てました、Nutube搭載ヘッドホンアンプ!試作品でなくちゃんとキットとして頒布(≒販売)され、もちろん先週出たキットとは独立の別設計。たまたまスペース前通りかかって見つけました。それがこれです。ばばん。
ユーザーサンプルには、カテゴリは無いので、カテゴリ毎の設定は出来ません。でも、後述しますがslice設定されたサンプルの枝番は飛ばせます。 ■ユーザーサンプリングはSDカードに保存されるスタイル
一番驚いたんですが、サンプリングについて読むと「ユーザーサンプルは電源を切ると消去される」「残したければSDカードにEXPORT ALL SAMPLEすること」とあります(ちょっと要約)つまり、SDカードを買わないと、自分で作った音を保存できないっていうこと。サンプリングがエクスポートされたSDカードが刺さっていれば、再起動時にそれをインポートします。
初期出荷段階で「EXPORT ALL SAMPLE」やってみましたが、SDカードに書き込み終わるまで1分強。できあがったファイルは16Mほどのオリジナルフォーマットファイル。って事は、初期出荷状態で入っているサンプル(500番以下のバンクに書きこまれている)もSDカードに書き出していますね。なのに、初期サンプルを消してエクスポートしないで再起動すると、プリセットサンプルが復活するかと思ったら、しない。謎い。