本稿執筆時点でKORG公式サイトめっさ重いですが、さてKORG volcaです。公式動画のタイトルに “KORG volca series – 3 analogue synthesizers for the ultimate leads, basses, and rhythms” とある通り、monotribe後継のアナログ音源グルーヴマシン。monotribeが一台で演奏可能なようにかなり凝縮、取捨選択を経て作られていたのに対し、今回の三機種は、キーボード、ベース、ドラムの3パートをそれぞれ別モデルとして分離し、それぞれの役割を明確にし、それだけにmototribeでは物足りなかった要素が持ち込まれています。例えば三機種共通な所で言えば、MIDI INが追加。SYNC端子、電池駆動、内蔵スピーカも引き続き搭載。シーケンサはボタンが16個になっていてパターンは8つまで。また機種別で言うと:
OS Ver.2.1へのアップデータが出ました。KingKORGのデモ映像で以前から判明していたとおり、SYNC INに4極ミニプラグケーブルでCV/Gateを入力できるようになります。追加機能説明によると、こちらもOct/VとHz/V及びHighトリガー/Lowトリガーの設定切替あり。たぶん現役最安値のCV/Gate対応シンセですな。詳細が分かる追加機能の説明PDFファイルはアップデータに同梱されてますんで、何か知りたいことがあればまずはダウンロードして確認してみてください。
1.MS-20 mini
MS-20をサイズ少し小さくして復活させた実アナログかつ実パッチングのシンセ。回路はオリジナルMS-20のものをベースに、既に作られていない部品等を置き換えるなどして作られている模様。ICONさんより「内部回路はオリジナルを踏襲しつつ、VCAだけがSNが良くなっているとのこと」とレポートが。
2.KAOSS PAD KP3+
KP3のアップデート。7年経ってるだけあって、ハードウェア仕様がKAOSSILATOR PRO系のものに更新、電源が12Vのアダプタから9Vのに変わってます。それとエフェクトプログラムも今日的なものへ何割か追加/変更されていて、KPQ的なエフェクトも還元されてます。サイトの情報とデモムービー見る限りはそれくらいなんですが、気になってるのがサンプラー部分の仕様は旧KP3と同じなのかどうなのか。ここも変わってるならいつか買い足すかも。