KORG ブロガーズ・ミーティング 2011

Mr. Sakamaki with prototype monotribe
monotribeのプロトタイプを取り出したKORG坂巻さん

はい私が螢屋です。というわけでKORGさんにおじゃましてまいりました。USTREAMの配信があったのでご存じの方もいらっしゃるかとおもいます(録画は残ってないようですが)。本来書くべきことは山ほどあるのですが、うだうだやって時間経っちゃう前にざっと書き出しておきます。一週間後にVocaFes02あるし。

ミーティングに招待されたユーザは十数人ほど、席に着いてみれば一番右にジェットダイスケさん、シン石丸さん、koishistyleさん、で私。左見てみればDenkitribeさん、ここうさん、向こうにサイモンガー・モバイルさん、CardiacTranceさん。後からmryatさん、四本さん、という感じ。ミーティング内容は、未発売製品であるmonotribeとWAVEDRUM miniのプレゼンテーション、先日出たiELECTRIBE Gorillaz EditionはiMS-20とともにデモ、でUSTREAM有りで2時間、そのあと1時間ほど試遊及び歓談。あとお土産にTシャツいただきました。私のはドンカマチック柄。

trying monotribe
monotribe試奏風景

1. monotribe
キックのアタックの「バツンッ」がキますね。年代の割にアナログ音源そのものにはそんなこだわりない派ですが、これはそうそうシミュレートやデジタルじゃ出ないんじゃないか。まあどういう感じの音色づくりができるのかは、monotronやあるいはKORG系統のモデリング音源の経験と、monotribeのパネルみればだいたい見当つくと思います。monotronからはだいぶブラッシュアップされてるようで、機能的なとこだけでなくたとえばS/Nなんかもちゃんと録音に困らないとこまできてます。Synthパートにはノイズがあるんですが、これを混ぜてくとエフェクトの掛かりが変わってくんですね。試用セットに一組置いてあったKPQなんかの相性は抜群で、ディレイやモジュレーションをKPQでじわじわ掛けつつmonotribeからはノイズをじわじわ乗っける、なんてやってると5分くらいすぐ経ちます。

[ここう追記] LFOの速度には3種類Fast(Key Sync)、Slow、1 Shotありますが、Fastの上の方は5kHzまで出せるそうで、クロスモジュレーションみたいな使い方ができます。

あとあちこちで「?」が出てたシーケンサ仕様。触ったので理解できました。文章で説明するより、やっぱり図か映像か実物の方が手っ取り早いし、一応ここうさんが以前に何回か記事書いてくれてたので改めて書くのは省略。仕様から分かる通りELECTRIBEほどの自由度はないけど、仕様上できる事については実にスムース。あーあと、FLUXオフの時は手弾きでもクオンタイズ掛かってたような?という話を後でここうさんとしてました。聞くの忘れてた。ちょうどDS-10の鍵盤手弾きしてるような感じね。

[ここう追記] FLUX機能について。キーボードシーケンス自体は常にFLUXでメモリされているらしく、「FLUX無しで入力→FLUXオン」とやると、クオンタイズされないで発音しました。

[ここう追記] ステップ数について。裏拍を入れて16ステップ入力可。という仕様はドラムのみ。synth部に関しては8ステップです(もちろん、上のFLUX機能を使えば、ステップ数にこだわらず入力が可能です)。

monotribe and iELECTRIBE were synchronized by WIST app.
monotribeとiELECTRIBEをWISTアプリで同期

でオーディオでもワンショットパルスならシンクロできるってことで話題の同期機能。ここで出た隠し玉がiOS用のWISTシンクアプリ。シンクロナイザーもしくはコンダクター(指揮者)アプリとでもいいますか、先日のiMS-20/iELECTRIBEのver.upで搭載された無線同期システムWISTのマスターになるもの。こいつがiPhoneのヘッドホン出力からテンポに合わせて16分音符刻みでトリガーを出し、そのままmonotribeの同期入力につなげばふつーにmonotribeがきっちりBPM指定でシンクロするという。面白いのがmonotribeにはスウィング機能がないのに、WISTのマスターには有って、オーディオ的にスウィングしたパルスが出るのでそのままmonotribe試奏風景もスウィングするという…!うはー!

[螢屋追記]このiOSアプリは名称「Korg SyncKontrol for monotribe」で、monotribe発売前日頃にiTunesのAppStoreに出るとのこと。
[螢屋追記]ここうさん自身のレポート: KORG blogger’s meeting 行ってきた! http://extend.ore.to/index.php?e=3084

さっと書くつもりがちょっとした分量に…。monotribeで最低限書き留めたいことは書いたのでとりあえず今はここまで。WAVEDRUM miniとiPad話はまた明日にでも、ちょろっと書きます。

KORG monotribeKORG monotribe 2011年5月28日発売

公式情報の幾つか:monotribeまであと一週間

KORG monotribe ANALOG RIBBON STATION アナログシンセサイザー

KORG monotribe発売まであと一週間です。開幕最安値は16,800円辺りみたいですね。さて、ここうさん出かけてるみたいなのでこの隙に幾つか。

■KORG monotribe まるわかりビデオ
Vol.1につづいてVol.2「Step Seq Part」も出ています。パネルの写真だけではピンと来ない、Active Step / Gate Time / Flux の3機能についても実例あり。

  • Active Step
  • 8 step (ビデオ中では16分音符を8マス並べた感じ)のうち、例示では後ろのほうを抜く(再生を飛ばして省略する)ことで、DJプレイでよくある「だ・だ・だだだだ・だららららららら」みたいに刻んだり、途中のマスを抜くことで、変拍子フレーズにしたりしています。

  • Gate Time
  • これ観てやっと理解できましたが、リボンの左端をゼロ、右端が最大(たぶんレガート)ってことですね。ちゃんとシーケンスにも反映されているようす。

  • Flux
  • DAWで言えばクオンタイズOFFですね。何度でも入切出来るので、内部のデータとしてはFlux状態で持っていて、再生時にクオンタイズのON/OFFを指定できるという感じ。

ちなみにVol.1は「Synth Part」で、こちら。

■四本淑三の「ミュージック・ギークス!」
概ね毎週土曜日に公開の四本さんの連載ですが、今日出た第58回は『今こそ原点のアナログへ――コルグ入魂のシンセ「monotribe」』で、KORGの高橋さん坂巻さん大田さんへのインタビュー取材。サウンドやアナログならではの回路の話はもちろん、同期の話は結構突っ込んだとこまで出てます、DAW同期の方法とか。つか追加機能って何よ!

■さらに!22日(日)の13:00からは(以下略)
http://twitter.com/korg_inc/status/70758365298556928というツイートがあるんだが、どう思う?俺はこれを(以下略)

…うぉっほんゲフンゲフン。とりあえずその時間帯は気をつけておくことだな。以上!

monotribeに関する小さな続報


 発売まであと10日を切りましたmonotribe。良く訓練されたオモチャ楽器マニアに至りましては、金の懐中時計を売るか、自慢のロングヘアー(金髪)を売るかの金策に悩んでいらっしゃることと思います。

 前回の更新からずいぶん経ちましたが、さすがに大きく記事に書くほどの事は無いのですが、それでも「そこはかとなくお伝えしておきたい情報」が出てきたのでまとめてお伝えしておこうと思います。

■実売価格が2万を切っています
 発売日まで10日を切り、幾つかの通販サイトでは価格入りの出品も散見されるようになりました。定価21,000円のmonotribeですが、実売価格はというと、どうやら20,000円を大きく割り込む事になりそうです。ざっと検索するとamazonで16,800円というのが最安でしょうか。まさかの2割引です。これは、金の鎖も鼈甲のくしも売らずに済みそうですね。

 ただ、店舗売りに関しては「入荷数が判らない」というところがまだあるようで「発売日に欲しい!」という方は、予約をされた方が良いかもしれません。

■webotribe 操作系の修正
 monotribe発売前から操作系が判るKORGの非公式webアプリwebotribeですが、幾つかの操作について、修正がされている様です。前回お伝えした「8+8」もしっかり実装されて、操作感は相当実物に近づいたと思われますが「飽くまで非公式アプリ」だということは念頭に置いた方がいいでしょう。

 順当に行けば、6/3に茶箱@早稲田で行われる「electribe work shop #8」にて、実物が提示できると思います。慎重な方はこちらで実際に触ってから購入を決めていかがでしょうか(さりげない宣伝)。

 KORG monotribe は、5/28発売、定価21,000円(実売18,000前後)です。

【DS−10 PLUS再入荷へ】KORG DS-10 / DS-10 PLUSの流通状況

@ds10jpなんつーのをやってますと、いまだに意外と新規参入というかDS-10シリーズに興味を持ち始めたとかソフト売ってるとこ探してる、みたいなツイートを目にします。ので、そういう状況の人々向けにちょっとメモを。

KORG DS-10 PLUS

1. DS-10(最初に出た方、無印)か、DS-10 PLUS(あとから出た方)どちらを買うべき?
PLUSの方はDSi(かそれ以降の機種、LLや3DSを含む)向けの機能、デュアルモードなどを謳っているため、手持ちの機種が初代DSやLiteの人が無印を探しているようです。また、デュアルではオーバースペックと考えて無印でいいと考える人もいるようです。実際には、PLUSのシングルモードが無印相当であるため、筆者としてはそのような方々にもPLUSを買ってシングルモードで使うことをオススメしておきます。

2. 無印とPLUS、どっちが安い?どっちが手に入りやすい?
新品なのか中古なのか、実店舗かネットショップかにも依りますが、結論としては新品でアマゾンからPLUSを買う、のが無難です。まずそもそも、無印はアマゾン専売であったため、新品で買うことはできません。未開封中古がどっかから出てくる可能性はありますが、これを期待するのは、DS-10で音を出す、曲を作るという目的からするとだいぶシンドいです。無印やPLUSが中古ショップに出てくることはありますが、これも見かけることが出来れば運がいい、くらいに思っておいた方がいいでしょう。出方が偏っている感じです。
となるとあとは新品のPLUSですが、発売からだいぶ経っているため実店舗での扱いはほとんどありません。これはパッケージゲームの扱いで流通している以上、しょうがないところです。残りはネットショップですが、玉数が少ないという状況を知っているところでは結構プレミア価格を付けてたりします。

3. で、いまはどうなん?(2011年5月時点)
昨日あたりから大量にツイートされてますが、実はアマゾンにDS-10 PLUS新品の入荷予定が付いてます。2011年6月24日に入荷予定で3,990円ですので、この一ヶ月ちょっとがどうしても待てない、というのでも無い限り、これで決まりでしょう。ちなみに、DS-10シリーズのアマゾンにおける新品在庫は、尽き、数ヶ月空いて再補充を年に1〜2回繰り返してます。いつまで続くか分かりませんが、ゲームソフト流通としては異常事態(ふつーこんなに再補充なんかしない)と言えます。これROMのロット数ずつだろうから大変だろうなあ…。

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EWS#8やるよ!(マンガ版)

EWS #8 告知マンガ
EWS #8 告知マンガ

というわけだ。

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ここうさんコッチにはまだ全然書いてくれないのでマンガ化しました。これでまだ書いてくれなかったら次はアニメ化です。いやムリです。

http://extend.ore.to/index.php?e=3073
いちおう転記しておきますね。

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■ELECTRIBE workshop #8
date : 2011/06/03(fri) 20:00~22:00
fee : 1000yen/1D

※バー営業時間内に行います。
※バー営業は19:00~24:00です。先に入ってお酒を飲んで待っていると幸せです。
※内容によって、時間が前後する可能性があります。

■音楽喫茶 茶箱@早稲田
http://sabaco.jp/

 「electribe work shop」は、electribeを中心とした、機械音楽大好きっ子たちの交流の場。気軽にセッションをしたり、使い方を教わったり、ただただお酒のんでみたり。electribeを最近買った人、持っていない人には安心の「初心者講座」も用意しました。あの新ガジェットもきっと来るはず!(来るはず)。会社帰りに、金曜日のクラブに繰り出す前に、おにいさんも、おねーさんも、受験に疲れた浪人生も、棺桶に入り足りないおじいさんも!!是非是非遊びに来て下さい(´ー`)ノ

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コミPo!でかいたけど体験版だったのでセーブ他いろいろ制限ががが。次やるなら買わないとな。