はい私が螢屋です。というわけでKORGさんにおじゃましてまいりました。USTREAMの配信があったのでご存じの方もいらっしゃるかとおもいます(録画は残ってないようですが)。本来書くべきことは山ほどあるのですが、うだうだやって時間経っちゃう前にざっと書き出しておきます。一週間後にVocaFes02あるし。
ミーティングに招待されたユーザは十数人ほど、席に着いてみれば一番右にジェットダイスケさん、シン石丸さん、koishistyleさん、で私。左見てみればDenkitribeさん、ここうさん、向こうにサイモンガー・モバイルさん、CardiacTranceさん。後からmryatさん、四本さん、という感じ。ミーティング内容は、未発売製品であるmonotribeとWAVEDRUM miniのプレゼンテーション、先日出たiELECTRIBE Gorillaz EditionはiMS-20とともにデモ、でUSTREAM有りで2時間、そのあと1時間ほど試遊及び歓談。あとお土産にTシャツいただきました。私のはドンカマチック柄。
1. monotribe
キックのアタックの「バツンッ」がキますね。年代の割にアナログ音源そのものにはそんなこだわりない派ですが、これはそうそうシミュレートやデジタルじゃ出ないんじゃないか。まあどういう感じの音色づくりができるのかは、monotronやあるいはKORG系統のモデリング音源の経験と、monotribeのパネルみればだいたい見当つくと思います。monotronからはだいぶブラッシュアップされてるようで、機能的なとこだけでなくたとえばS/Nなんかもちゃんと録音に困らないとこまできてます。Synthパートにはノイズがあるんですが、これを混ぜてくとエフェクトの掛かりが変わってくんですね。試用セットに一組置いてあったKPQなんかの相性は抜群で、ディレイやモジュレーションをKPQでじわじわ掛けつつmonotribeからはノイズをじわじわ乗っける、なんてやってると5分くらいすぐ経ちます。
[ここう追記] LFOの速度には3種類Fast(Key Sync)、Slow、1 Shotありますが、Fastの上の方は5kHzまで出せるそうで、クロスモジュレーションみたいな使い方ができます。
あとあちこちで「?」が出てたシーケンサ仕様。触ったので理解できました。文章で説明するより、やっぱり図か映像か実物の方が手っ取り早いし、一応ここうさんが以前に何回か記事書いてくれてたので改めて書くのは省略。仕様から分かる通りELECTRIBEほどの自由度はないけど、仕様上できる事については実にスムース。あーあと、FLUXオフの時は手弾きでもクオンタイズ掛かってたような?という話を後でここうさんとしてました。聞くの忘れてた。ちょうどDS-10の鍵盤手弾きしてるような感じね。
[ここう追記] FLUX機能について。キーボードシーケンス自体は常にFLUXでメモリされているらしく、「FLUX無しで入力→FLUXオン」とやると、クオンタイズされないで発音しました。
[ここう追記] ステップ数について。裏拍を入れて16ステップ入力可。という仕様はドラムのみ。synth部に関しては8ステップです(もちろん、上のFLUX機能を使えば、ステップ数にこだわらず入力が可能です)。
でオーディオでもワンショットパルスならシンクロできるってことで話題の同期機能。ここで出た隠し玉がiOS用のWISTシンクアプリ。シンクロナイザーもしくはコンダクター(指揮者)アプリとでもいいますか、先日のiMS-20/iELECTRIBEのver.upで搭載された無線同期システムWISTのマスターになるもの。こいつがiPhoneのヘッドホン出力からテンポに合わせて16分音符刻みでトリガーを出し、そのままmonotribeの同期入力につなげばふつーにmonotribeがきっちりBPM指定でシンクロするという。面白いのがmonotribeにはスウィング機能がないのに、WISTのマスターには有って、オーディオ的にスウィングしたパルスが出るのでそのままmonotribe試奏風景もスウィングするという…!うはー!
[螢屋追記]このiOSアプリは名称「Korg SyncKontrol for monotribe」で、monotribe発売前日頃にiTunesのAppStoreに出るとのこと。
[螢屋追記]ここうさん自身のレポート: KORG blogger’s meeting 行ってきた! http://extend.ore.to/index.php?e=3084
さっと書くつもりがちょっとした分量に…。monotribeで最低限書き留めたいことは書いたのでとりあえず今はここまで。WAVEDRUM miniとiPad話はまた明日にでも、ちょろっと書きます。
KORG monotribe 2011年5月28日発売