ミニステレオフォンMIDIがMIDI協会推奨(正式)規格になっていまして

一時期各社から出たiOS向けMIDIインタフェースで多く採用され、我々にはKORG electribeやSQ-1等でお馴染みのミニステレオフォン端子(φ3.5mm/TRS)を使ったMIDI端子。SYNTHTOPIAの記事にもありましたが、MIDI統括団体 “MIDI Manufacturers Association” (以下MIDI協会,北米その他を統括;なお日本国内の統括団体は音楽電子事業協会,AMEI)により規格化されていました。

TRS-Phone MIDI Spec
midi.org: Specification for TRS Adapters Adopted and Released

具体的にはMIDI協会の発表記事 “Specification for TRS Adapters Adopted and Released” で、結線図も紹介されていました。本仕様の分類としては Recommend Practice(推奨応用事例)というそうですが、規格書の補完・補足が目的のようですので、正式な規格を構成する要素、ということでよさそうです。

また、PDFで2ページの規格書もユーザー登録の上でダウンロードできました。AMEIと連名の文書になっていて、和訳はされていませんが、AMEIのRP/CAページにも置いてありました。PDFのダウンロードだけなら無料ですね(参考記事:PC Watch)。なお、以前にelectribe用変換コネクタの結線を記事にしましたが、それと同一の結線になっています(DINのピン番号の振り方が異なるのは多分私の手違い)。

PDFには変換コネクタの結線図も載っています。図の掲載は避けますが、作ってみたい場合はダウンロードして確認してみてください。変換ケーブルの長さは2mまでとか、オーディオ用シールドケーブルは通信用より対線ではないので不可ともあります。

electribeの同期とMIDI変換ケーブルを少々

公開時刻が0分丁度の時は基本的にタイマー仕掛けている私が螢屋です。今回はelectribeのテンポ同期とMIDI接続の話を少々。electribe/volca/monotribe間での同期の基礎知識ですが、最後にvolca/monotribe改造向けのネタも。

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