volcaのPDFマニュアルがkorg.comで公開開始

volca impressionも無事終わり、その後konozamaの嵐が吹き荒れる中、特に予約はしていない私が螢屋です。さておきvolca impressionご来場ありがとうございました。

volca series manual published

で、発売前まですがPDFマニュアルがKORG USAのサイトで公開開始です。http://www.korg.com/supportの [– Select Product –] で “Volca Series” を選択、検索結果の “▶Documents” をクリックして展開すれば keys/beats/bass の3つと bassのエラッタ(正誤表)がダウンロードできました。

…いやいや、英語じゃ分からん、と思われがちですが、volcaは(monotribeなんかもそうですが)マニュアルが多言語化されている、要は(一枚の紙に)日本語含め各国語版がまとめて刷られてますんでご安心を。購入前の確認がしたいとかの場合、重要な判断材料にもなると思います。まあvolca impressionお越しの方にはご存知の通り、書かれてない機能もちょこちょこあるようですが。

volca impression終了

volca_imp130511
Volca impression、無事終了しました。たくさんのご来場、ありがとうございました。
「KORGさんに頼んだら発売前にできるんじゃね?」っていう、図々しいお願いを快諾してくれたKORG様、直前のお願いに対応してくれた茶箱様、なにより、平日の足下の悪い中、早稲田に足を運んでくれた皆様に感謝であります。

impression中に判った内容については、後日まとめたいと思います。まずは感謝とご挨拶。

volca impressionのUSTとタイムテーブルが決定

volca impression
いよいよ、今週火曜日と迫ったvolca impressionですが、大枠のタイムテーブルが決定しましたので、お知らせします。


— volca impression —
■19:30~ 開店
 イベントは準備中ですが、お店は開いています。先に入ってお酒でも飲んでおくと幸せです
■20:00~ フリータイム
 korg様にVolcaを6台用意いただきます。好きにいじりましょう。操作の判らないところはKORG様に聞いてみるとよいかも知れません。
■20:30~ volca説明
 KORGの坂巻匡彦さんにvolcaの使い方を簡単に説明してもらいます。また、それぞれについての質問も受け付けます。発売前に知りたいこと・気になることがあったら、ここで質問してみましょう。
■21:30~ 実演
 volcaの演奏を、実際に坂巻さんにやってもらいます。

実際には都合により、この時間より前後する可能性があります。目当ての時間がある場合はそこより少し前に遊びに来た方が良いと思います。

それと当日は、茶箱様のUSTチャネルにて、ustreamによる放送も決定しました。現地にどうしても来れない!って方は是非。ただ、内容の性質上、手元が見れなかったりのフォローがどうしても届かない事があるので、出来れば現地に来た方が良いと思います。

いよいよ本日火曜日、お待ちしています(,,゚∀゚)

KORG volcaとM01D、それぞれ正式発表。いつものOMTも。

ゆゆ式第1話放送を寝過ごして録画で観た私が螢屋です。

本日よりドイツはフランクフルトにてMusikMesse(音楽・楽器の展示会)が始まっています。各社より新製品の発表なんぞがあるわけですが、我々ELECTRIBE Lifeとしての注目は二つ。三つの機種と一つのソフトウェア。前者はKORG volcaであり、後者はKORG M01Dであります。

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■ KORG volca: volca keys, volca bass, volca beats.

本稿執筆時点でKORG公式サイトめっさ重いですが、さてKORG volcaです。公式動画のタイトルに “KORG volca series – 3 analogue synthesizers for the ultimate leads, basses, and rhythms” とある通り、monotribe後継のアナログ音源グルーヴマシン。monotribeが一台で演奏可能なようにかなり凝縮、取捨選択を経て作られていたのに対し、今回の三機種は、キーボード、ベース、ドラムの3パートをそれぞれ別モデルとして分離し、それぞれの役割を明確にし、それだけにmototribeでは物足りなかった要素が持ち込まれています。例えば三機種共通な所で言えば、MIDI INが追加。SYNC端子、電池駆動、内蔵スピーカも引き続き搭載。シーケンサはボタンが16個になっていてパターンは8つまで。また機種別で言うと:

 □ volca keys
  * 3VCO,1VCF,1VCA,1LFO,1EG というMONO/POLYを想起させる構成
   (但しOsc毎のツマミは無し)でモノ又は3音ポリ
  * EGが3パターンのみからADSRに拡張(但しDecayとReleaseは同一ツマミ)
  * ディレイ内蔵
  * タッチ式の鍵盤は2oct(白鍵部はシーケンスや機能呼び出しと兼用)
  * モーションシーケンス付き
   (なのでモーションシーケンス対応のツマミはデジタル制御と思われる)

 □ volca bass
  * 3VCO,1VCF,1VCA,1LFO,1EG であるがモノフォニック固定、
   その分MONO/POLYと同じくOsc毎のPITCHツマミがある
  * EGがADRに(D/R同一)
  * TB使い待望のSLIDEを実装

 □ volca beats
  * 音源がパートごとにEDIT可能に
  * 更にclapなどをPCM音源で追加
  * STUTTERエフェクト(モーションシーケンス付き)

具体的なところは筆者もこれからみるところですし、細部についてはまだ明らかでない、場合によっては実機を入手してみないと分からないこともあるはず、monotribeの時もそうだったので。なお発売はvolca keysが7月中旬、volca bassとvolca beatsが6月下旬と書かれています。

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■ KORG M01D

やっと来たDetuneのKORG M01Dは、公式動画のタイトルに “KORG M01D for Nintendo 3DS downloads” とある通り、KORG M01のダウンロード版。ほぼほぼこれで説明は終わりで、M01の特徴と実力をよくご存知の読者諸氏にはコレ以上何を言っても釈迦に説法な気もしますが、 “D” で何が違うのかは一応書いておきます。

 □ SDカードへのソングデータSAVE/LOAD
  * セーブ本数の上限はSDカードの容量の許す限りソング(曲)数にして360本[*1]。
   我々ヘビーユーザーとしては、これだけで十二分に画期的なアップデート。
   もう制作やライブに、何枚ものカートリッジを買い、持ち歩き、挿し替える必要はない。

 □ MIDIデータ(おそらくSMF形式)のEXPORT
  * 外出先で作った3DS上のスケッチを後でPC等へ移せる(IMPORTは未確認)。

 □ ポリ数が12音→24音と倍増
  * 3DSのCPUパワーを活かして最大同時発音数が倍増。さようならパーシャル切れ。
   なおパート数は8trのまま。

 □ 任天堂縛りに対応
  * 従来のワイヤレス通信に加えて、すれ違い通信やインターネット経由でのソングデータ交換。
  * 3D表示。

 □ そして驚きの低価格 3,000円(税込)

注意点としては、3DSでないと動かない…というかニンテンドーeShopでの販売なので3DSでないと買えない、ということ。これは、ソフトの容量が大きいため、DSiのダウンロードソフトとしては入らない、という事情のようです。なにせ旧カートリッジ版の時点でM01オリジナルだけでなく、01/Wや後から出た純正カードやらの波形なども含めているくらいなので、データ部分がかなりあるとか。

[*1][追記:2013/05/04] 電磁マシマシでM01D開発最終段階の話が出ていました。まだ動作検証結果で仕様が変わったり、一部機能が後でのアップデートに回されたりする可能性がありそうな感じ。で、ソング数の上限は360で確定の模様。おおかた上限なしの時の操作系にチェックが入ったとかじゃないかと思いますが、どうでしょう。

とりあえずNDSは初代とDSiしか持ってないので、まずは3DSにするか3DS LLにするか、色はどうするかから悩みたいと思います。

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おっともう一つ(One More Thing)、吉例に則りKORG iOSアプリ群の半額セールとアップデート、iPolysixのコンテスト最優秀賞作品の搭載も来てます。

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[追記]

それとCV/GATEは無し、とのこと。

KingKORG発売!でマニュアルも公開!monotribeも更新!

そうか!こうかい!わかりません!私が螢屋です!

KingKORG発売、そして吉例に則りKORG公式サイトでマニュアルも公開が開始されました。つまりは確実な情報源が確保されたわけで、まず確認するところといえばあそこです。え?どこ?

KingKORG

もちろんCV/GATEの設定項目です。twitterで言ったかもしれませんが、事前に聞いていたとおり設定項目があって、

monotribe: { Type=“2Oct/V”、 Range=“Limit5V”、Gate=“-“ }
MS-20: { Type=“Hz/V”、Range= “Limit8V”、Gate=“-“ }
Custom:
 CV Type: Oct/V, Hz/V, 2Oct/V
 CV Range: Full, Limit8V, Limit5V
 Gate Polarity: -, +

と変えられます。モジュラーシンセのCV/Gate方式にどの程度のバリエーションがあるのか存じ上げませんが、大抵のはこれでいける、のか?まあ【夜間】さんか無限軌道さんに聞くか…?一部でOct/VとHz/Vの変換器買うとかなんとかいう人もいたようですが、とりあえずそう焦る必要はないようです。

詳細は、KORG公式サイトでマニュアル(KingKORG パラメーター・ガイド)のご確認を。

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一方でmonotribe側もCV/Gate対応がなされています。

monotribe

OS Ver.2.1へのアップデータが出ました。KingKORGのデモ映像で以前から判明していたとおり、SYNC INに4極ミニプラグケーブルでCV/Gateを入力できるようになります。追加機能説明によると、こちらもOct/VとHz/V及びHighトリガー/Lowトリガーの設定切替あり。たぶん現役最安値のCV/Gate対応シンセですな。詳細が分かる追加機能の説明PDFファイルはアップデータに同梱されてますんで、何か知りたいことがあればまずはダウンロードして確認してみてください。

KingKORGやモジュラー・シンセ・システムとの接続もさることながら、これで改造しなくても外部シーケンスで演奏できるようになった、というのが実は大きいのでは。うちにはmonotribeの他にCV/Gate機器がない、というかこれが当家初のCV/Gateシンセ。直ぐ試せるものはありませんが、そのうちなにかやってみたいと思います。