二水第一期無事終えました私が螢屋です。来月からは第二期です。さて例によってタイトル通りですが、ミニステレオMIDIを分岐させてThru Box代わりにする勇者が出現いたしましたのでご報告。
ミニステレオMIDI、どう呼称するのがいいのかハッキリしませんが,まあ文字通りの意味で(MIDI)規格外。ここで言ってるのは KORG electribe(e2) / electribe sampler(e2s) / SQ-1 に付属のMIDI変換コネクタの、本来の5ピンDINの反対側、3.5mmステレオミニフォン側のこと。結線は何種類か考えられますが(まあ普通のエンジニアなら一番外はアースだろうから実質2種類)、私はKORGタイプと呼んでいます。YAMAHAやiKもありますが、僕は持ってなくて結線は知りません。
さてよく知られたように、例えばe2とe2sをMIDI接続したい場合、本来なら
[e2 MIDI-OUT] – [変換] ==MIDIケーブル== [変換] – [e2s MIDI-IN]
みたいにつなぐわけですが、これは変換省略して
[e2 MIDI-OUT] – [ステレオミニケーブル] – [e2s MIDI-IN]
でもいけるわけです。まあ規格外ですが。で、コレ、更に、よくあるヘッドホン分岐コネクタ挟めばMIDIを複数一度に出せるんじゃね？ステレオミニフォンって元々ヘッドホン端子だし。というお話です。
その勇者の名はYasushi.K…。
経験上、ガガガガガとか鳴りっぱなしとかどうせ上手くいかないだろうと試しても無かったんだけどもしかすると若い人とかは、そりゃ分岐すりゃ繋がるっしょくらいカジュアルにやってた？THRU BOX要らなくなってもーた。 pic.twitter.com/6jvEYDLibK
— yasushi.k (@Yasushi_K) 2017年9月9日
やってしまいましたな…。でも動いた！もちろん分岐した分だけ色々無理出てくる(電圧/電流足りないとか)ある訳で、数の上限とか機材組み合わせの相性とかあるはずですが、この手の機材使っているなら頭に入れておいて損はないはず。
分岐するやつ、めっちゃ安いやつから色々あるけど自分はオーディオミックス用として探してる時にDigiLog森口氏が勧めてくれた抵抗入りのやつを使っています。
— yasushi.k (@Yasushi_K) 2017年9月10日
抵抗入りのは、本来ならその分エネルギー損失になるので不利な気もしますが、複数つなげてるMIDI-INのインピーダンスとかの違いをある程度は均してくれるのかも知れませんね。
ではまた。
