NAMM 2015で発表の続き。KAOSS PAD付きコントローラー/ミキサー「KAOSS-DJ」が発表されました。PCDJが主流になり始め、多くのメーカーが既に群雄割拠しているPCDJコントローラー業界に遂にKORGが殴り込みに入った形。殴り込むにはちょっと軽そうなその筐体は730g。PCDJ用のコントローラーとしてはかなり軽い部類では無いでしょうか。左右の縁に搭載されたLEDがレベルメーターになっています。チャンネルの音量をこれで調整している人にはちょっと距離があってつらいのは格好良さでカバーしてください。テンポを合わせるのに、ジョグコントローラーでなくタッチパッドというのも、慣れるまで大変かも知れませんが「軽さ」と「丈夫さ」のトレードオフと思いましょう。そもそも昨今、テンポはSYNC機能で事足りるので、スクラッチでもしない限りはあまり使いませんし。
KAOSSPAD部分は、まあ、いつも通り。当然、左右片方のデッキにだけかける事も可能です。面白いところだと、シンセプログラムにスケールがついています。もちろんキーも変更可能。miniKPにも無かったんじゃ無いかな?gateパターンは無いみたい。Seratoと連携して、サンプルを鳴らす事も可能です(タッチパッドモードの長押しが必要なので、反射的にならすのはちょっと難しいかも)
買ってすぐ楽しめる「Serato DJ Intro」も付属。もちろんIntroなので制限事項はありますが、制限事項を見る限り十分そうです。というのも
■少し痛いけど、上級者でも無い限りそんなに使わない機能
・デッキ数が少ない
・キューポイント数が少ない
・ループ拍が少ない
・サンプラー数が少ない
■初心者甘やかし機能(慣れたら要らない)
・再生デッキのロック
・トラック終了告知
■KAOSS-DJでカバーできる機能
・ブレイキング
・エフェクト数
■「Serato DJ 」買ってもKAOSS-DJを使うことで、制限されちゃう機能
・録音機能
とまあ、なんかほとんどKAOSS-DJでなんとかなりそうな感じ。
入力も2つもち、PCを介さずスタンドアロンとしても動作します!。もちろんジョグは使えませんが、タッチスライダーでフィルターをかけることができます。
弱点としては「横フェーダーOFFにできないのかな?」ぐらい。これだけ小さいと、「iPADとかで使いたい!」って要望がありそうなものですが、マニュアル見る限りは非対応です(そう、実はなんと、もうマニュアルが確認出来ます)。価格は噂レベルですが3万円前後。エフェクター付きとかんがえるとかなりお得な感じです。
「KAOSS-DJ」は2015年2月下旬発売予定、価格はオープン(噂:3万円)です。