KORGの「中学生の小遣いで買えちゃうアナログシンセ」ことmonotron。さすがにシリーズすべて!とは行きませんでしたが、薄給サラリーの僕にも買えたので、買ってきました。買ってきたのはmonotron delayです。ちょっと出遅れ感満載ですが、せっかくなので、パッケージそのほか、簡単にまとめ。
パッケージは、プラスチックのブリスターパック。台紙に書かれた「go anywhere analog.」の文字がまぶしいです。あと値段ですが、見ての通り3980円でした。税込みです。昼飯2週間我慢すれば買えます。
内容は本体・電池・そして説明書。説明書は例によって、複数言語をひとまとめ。英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・日本語。と、思ったらなんと今回はmonotron・同DUO・同delayと3機種合同の説明書。ギリギリの経費節減です。ここまでやっておきながら、ちゃんと電池をつけるあたり、「買ったらすぐ遊ぶ」少年の心をわきまえています。
実際弾いてみると・・・・。おお、これは・・・上手くいかない。。。どうやらキーボードの絵の通りの音階に合わせてない様で。。。まあ、合っていないのは想像がついたのですが、どうやら2cm程度で1オクターブになって居るみたいでびっくりしました(絶対音感があるわけではないので、自信ないですが)。説明書を読むと湿度で変わるそうです。たぶん、その方がdeley使って遊ぶにはちょうどいいと踏んだんでしょうね。しかし、そうなると鍵盤の絵が邪魔だなぁ(w
サイモンガーさんの動画を見ても、1オクターブが偉く狭く、音程合わせるのが難しいのが判ると思います。
こうなってくると、使い道が限られてきます。まあ、先日ASCII.jpに掲載された四本さんの記事「なぜKORGは楽器の回路図を公開するのか?」で坂巻さんも述べていますが、SE的な使い方に特化しているそうです。
じゃあ、おもしろくないかといえば、そうでもないですね。音楽弾くにはちょっと厳しいですが、飛び道具的な音を作るのは十分楽しいです。feedbackのパラメータがかなり酷いところまで上げられて、「何もキーを押していないのにノイズを拾ってディレイが盛り上がる様子」を見ることができます。ここまでやる必要あったのか?あったんでしょう。僕は喜んでます。
delay回路は、cutoffの後に入っている様で、feedbackとtimeを多めに取って、思いっきりcutoffをひねると、ひねった時の音の変化もディレイに反映されています。これちょっと楽しいですね。
あと、inputがついていて、ここにミニプラグを差し込むだけでフィルター+ディレイのエフェクタになります。ipodつないでもおもしろかったです。外だしのスピーカーにも!(まあ最近のipodは本体に普通にスピーカーついてますが)。ただ、残念なことにこれ、内部でミックスされてモノラルになってしまいます。本格的に使うにはちょっと弱いですね。残念(,,´∀`)
ただ、何より安いですし、おもちゃとしては良いモノと思います。飛び道具的SE装置として、テクノ友達へのプレゼントとして、お一ついかがでしょうか。
monotron delayは実売3980円で発売中です。